| ★商品説明★ | 大村友喜美著 「藤田警部補の殺人シリーズ 横溝正史ミステリ大賞受賞」角川文庫 「首挽村の殺人」 平成21年 9月 文庫初版 「霧の塔の殺人」 平成23年 9月 文庫初版 定価 各巻 743円+税 474頁、500頁 |
| ★著者略歴★ | 1965年、岩手県生まれ。中央大学文学部卒業。2007年『首挽村の殺人』で第27回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、作家でビュー。現代的な問題を抱えた地方社会を舞台に横溝世界を蘇らせたと絶賛される。 |
| ★作品内容★ | 2007年、第27回横溝正史ミステリ大賞受賞のデビュー作。 <1> 岩手県の過疎地である鷲尻村。その診療所にやって来た滝本は、村人に歓迎され、さっそく村の名士、寺の住職や、村長、学校の校長屋、議会議員らによる歓迎会が開かれる。昔からの名士が中心となる如何にも過疎の村であった、もちろん医者の先生もその名士と呼ばれるうちに含まれる。前の医師は、熊に襲われ崖から落ちて死んだとされる。実は、期限付きてこの村の診療所にやって来た医師・滝本は、まえの医師の友人で、妹はその婚約者であった。来春の合併でこの村は町に吸収され亡くなり、大きな産業もなく寂れていくばかりの町は、高齢化が進んでいた。そんな中、赴任してすぐに寺の住職が死に、続いて村で会社経営の議員も殺される。かつての村の昔話の順に。寂れてゆく村の風俗や、マタギ(熊猟師)、過疎の村の生活などが語られ、如何にも横溝の世界。平成の時代に蘇った横溝世界。意外な真相も面白い。 <3> またしても村で事件が起こる。藤田警部補と、前巻で登場した新聞記者の一方井が中心になって事件に迫る。村の境の峠に、生首がさらされる。地元の有力者だ。村の一大事件に、県警や、新聞社も騒ぐ。けれどその背景が浮かび上がらない。そんな時、第2の事件が。同じ場所に、同じ関連の男の生首が。連続殺人事件。その事件を追ううちに、有力者の息子、引きこもりの存在が浮かび上がる。30歳になっても、仕事をせず、離れに住んでいる。ストーカーらしき行動と疑わしき情報も。そして、暴発して両親を殺し、国会議員に対してテロの予告も。全国区の事件になってしまったが。その事件の底にあったのは38年前にあった事件。一方井が事件に巻き込まれ、その真相を暴く。そしてさらに隠された、政治案件まで探り出す。でも結局、潰されるのだろうが、夢を見た若者の物語。トリックや、謎ときには甘いところがあるが、横溝の世界を彷彿とさせながら、現代の社会を鋭く描く作品。 |
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| ゆうパックなど宅配便 | 従量制、配達地によって料金が変わる。 | 大体870円~と見ていい。 | まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。 |