エリック・クラプトンがアコースティックギターの上手さでも定評があるのはご存じのことでしょう。今回はクラプトンのアコギの上手さを堪能していただける、マニア心もくすぐるコンピレーション盤を企画しました。この企画のきっかけは、92年にイギリスで放映されたテレビインタビューでクラプトンが披露した、まだ未完成な状態の「Tears In Heaven」でした。まだブリッジパートが出来上がっていない状態にもかかわらず、クラプトンはその場で弾いて聴かせたのです。Aメロの歌詞を聴くとすぐに亡き息子さんのことを歌ったものだと気づいたこの曲の、最も素朴で、最も心がこもった最初の演奏テイク。これを収めたアルバムを作りたい、オフィシャルでは絶対できないような内容のアルバムにしたい、その思いがこのアルバムに結実しました。クラプトン自身のレアで素晴らしいアコギプレイが聴けるナンバーも入っていますが、他アーティストの作品にゲスト参加してアコギを弾いたナンバーも収めた、まさにクラプトン最高のアコースティックプレイ集です。
エリック・クラプトンがアコースティックギターの上手さでも定評があるのはご存じのことでしょう。今回はクラプトンのアコギの上手さを堪能していただける、マニア心もくすぐるコンピレーション盤を企画しました。この企画のきっかけは、92年にイギリスで放映されたテレビインタビューでクラプトンが披露した、まだ未完成な状態の「Tears In Heaven」でした。まだブリッジパートが出来上がっていない状態にもかかわらず、クラプトンはその場で弾いて聴かせたのです。Aメロの歌詞を聴くとすぐに亡き息子さんのことを歌ったものだと気づいたこの曲の、最も素朴で、最も心がこもった最初の演奏テイク。これを収めたアルバムを作りたい、オフィシャルでは絶対できないような内容のアルバムにしたい、その思いがこのアルバムに結実しました。クラプトン自身のレアで素晴らしいアコギプレイが聴けるナンバーも入っていますが、他アーティストの作品にゲスト参加してアコギを弾いたナンバーも収めた、まさにクラプトン最高のアコースティックプレイ集です。それでは順に解説していきましょう。
この曲も「アンプラグド」で演奏されていたのですが、前曲同様に後に発表する予定でカットされました。しかし1993年のジャパンツアーでは、未発表のままステージで披露されたのです。ここには10月27日の武道館公演を収めた『INTO THE FIRE』からのステレオ・サウンドボードバージョンを収めています。イントロにクリス・スティントンによるサーカスの手回しオルガン風のイントロが入っているのは、この時だけの貴重なテイクです。
「Change The World」のCDシングルのみに収められていたカップリング曲です。それでしか聴けないレアなイ
ンストナンバーで、クラプトンの郷愁を感じさせるトラッドナンバーです。ビートルズのラストライブ、いわゆる「ルーフトップコンサート」で、「One After 909」の演奏後にジョン・レノンが口ずさんでいるのがこの曲です。イギリス人には思い出の曲なのでしょうね。
6. Broken Hearted
アルバム『PILGRIM』に収録されたナンバーですが、この曲をアコースティックで演奏したのは、1997年9月15日にロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで開催された「MUSIC FOR MONTSERRAT」(火山噴火で壊滅的な被害を受けた、カリブ海にあるモンセラット島へのチャリティコンサート)だけでした。しかもクラプトン一人の弾き語りバージョンは激レアです。その演奏に相応しい、温かくも哀しさを湛えた、心の琴線に触れるテイクです。
この大名曲は、クラプトンのステージでは必ずと言っていいほど演奏されてきました。「アンプラグド」バージョンでもそれは変わりませんでした。その集大成としてオフィシャルリリースされたのが、2001年のワールドツアーのライブ盤『ONE MORE CAR, ONE MORE RIDER』でした。しかしこのアルバムには同年12月3日の武道館公演のエレクトリックバージョンのみが収録され、史上初の、1ステージで2バージョンの「レイラ」を披露した日本公演の、アコースティックバージョンの方が未収録となりました。しかしここには、その未発表となっていた12月3日の武道館公演のアコースティックバージョンを収録しています。これは同ライブ盤のアドヴァンス盤のごく一部のバージョンにのみボーナス的に収録されていたという激レアバージョンなのです。オこちらのテイクを収めていても何ら不思議はなかったほどの素晴らしい演奏となっています。
1999年にリリースされたベストアルバム『CLAPTONCHRONICLES』に収録された曲ですが、その「ピルグリム」ライクな仕上がりのバージョンではなく、ここには映画『STORY OF US』のメインテーマとして提供されたアコースティックバージョンを収録しています。ベスト盤のバージョンとはまったく異なる印象を与える、ほのぼのとした中にもクールさを感じさせるアコギのプレイが秀逸なバージョンとなっています。
ザ・バンドのロビー・ロバートソンとは親友の間柄のクラプトン。彼とのコラボアルバム『HOW TO BECOME CLAIRVOYANT』は、まさに二人のジョイントアルバムと言ってよい内容でした。そこに収められたクラプトン作のインストナンバーですが、ここにはそのデモバージョンを収録。アメリカ盤の「デラックス・エディション」にしか入っていなかったレアなバージョンです。ここにはクラプトンのアコギプレイの温かさ、ゆとり、切なさ、優しさ、のすべてがあります。やはりクラプトンのアコギはいいものです。
以上、内容をざっくり解説させていただきましたが、いかがでしょうか。もちろんクラプトンはアコースティックギターでのプレイを60年代から実践しており、70年代、80年代を通じても多くのテイクが残されています。しかし今回は「Tears In Heaven」の最初期のテイクをきっかけに、「アンプラグド」以降の作品でまとめてみました。収録曲のレア度も気になられるところでしょうが、まずはじっくりとクラプトンのアコースティックギタープレイをお楽しみください。