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『ミカドの肖像』『ペルソナ――三島由紀夫伝』『日本国の研究』……常に情報社会日本の深層をえぐり、時代を透視してきた著者の自伝的エッセイ、ルポルタージュ作品集。
自伝的エッセイ、情報社会の深層、ノンフィクションの可能性、ルポルタージュ作品など、常に時代を透視してきた著者初のエッセイ集
内容説明
自分はどこから来て、ごとへ行こうとしているのか。著者は、そうした迷いを真摯に受け止めながら愚直に心の放浪を繰り返した。十代、二十代に途中下車しながら眺めた光景が、その後の思想形成、作家としての自立へ繋がるのだった…。現代日本の光と影を観察しつづけてきた著者の自伝的エッセイの集大成。
目次
第1部 記憶のなかの旅―エッセイ(朝寝朝酒朝湯;作家の背中;いずれ息子に話してあげよう ほか)
第2部 漂泊する心―ルポルタージュ(中国よ、中国の民よ;火曜日の男;梶原一騎の秘密 ほか)
第3部 道標のない街で―情報処理と批評(近代日本語の受難;庶民のことば;トルーマン・カポーティの実験 ほか)
レビューより
・ミカドの肖像を書くに至った背景や裏話もあり、ミカドの肖像の副読本としてはちょうど良く面白かった。他の作品にも興味を持ったので、もう何冊か読んでみる。