「現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦」 ◆齋藤元紀編(講談社選書メチエ) EasyPaymentIcon

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「連続講義 現代日本の四つの危機 ―― 哲学からの挑戦」です。齋藤元紀編。講談社選書メチエ。読みやすいソフトカバーです。状態は、未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。

★内容: 人口減少と高齢化が避けられず、テロと戦争の不安は増大し、知の中核であるはずの大学では人文学が放逐される・・・ 日本は未来に光が見えない時代を生きている。その日本を代表すると言っても過言ではない12名の哲学者たちが、一般の聴衆を前に「現代日本の危機」を提示し、その打開策を探る「哲学からの挑戦」の試み。2014年から2015年にかけて行われ、大きな反響を呼んだ連続講義を基に、熱のこもった会場の模様を完全再現する。ライヴ感あふれる口語体で「知」、「ことば」、「いのち」、「戦争」という「四つの危機」を取り上げ、立ち向かおうとした哲学者たちによる真剣な格闘の記録。

 はじめに(齋藤元紀)
 第I部 知の危機
   第1講 日本の近代化と啓蒙の意義と課題(牧野英二(法政大学教授))
   第2講 現代における心の危機と哲学(信原幸弘(東京大学教授))
   第3講 大学の危機と哲学の問い(西山雄二(首都大学東京准教授))
 第II部 ことばの危機
   第4講 対話としての哲学の射程(梶谷真司(東京大学教授))
   第5講 民主主義の危機と哲学的対話の試み(小野原雅夫(福島大学教授))
   第6講 言葉が開く宇宙─―『おくのほそ道』に学ぶ(魚住孝至(放送大学教授))
 第III部 いのちの危機
   第7講 危機の/と固有性、あるいは危機の形而上学(斎藤慶典(慶應義塾大学教授))
   第8講 「世界の終わり」と世代の問題(森 一郎(東北大学教授))
   第9講 危機の時代とハイデガー(高田珠樹(大阪大学教授))
 第IV部 戦争の危機
   第10講 戦争と戦争のあいだ(澤田 直(立教大学教授))
   第11講 〈アウシュヴィッツ以後〉の哲学(宮崎裕助(新潟大学准教授))
   第12講 はじまりについて(矢野久美子(フェリス女学院大学教授))
 おわりに(齋藤元紀)

★編者、齋藤元紀(さいとう もとき)は1968年生まれ。2002年、法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授。専門は、哲学・倫理学・思想史。主な著書に『存在の解釈学』、『ハイデガー読本』など。訳書にトム・ロックモア『カントの航跡のなかで』ばど。

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