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岩波文庫
①著者別番号:青662-1
②著者:ボエティウス
③訳者:畠中尚志
④発行日:1984年11月7日 第16刷(1938年11月2日 第1刷)
⑤装丁:帯あり、パラフィンあり 260頁
⑥状態:普通 蔵書印なし、書き込みなし
⑦コメント:1984年秋の復刊の一点。
極めて入手困難。
本書はギリシャ・ローマ哲学の最後人であるボエティウスが、叛逆罪に問われてパヴィアの牢獄において処刑されようとする直前に書いた名著。ギリシアの哲学思想を経糸とし、自らの悲痛な体験を緯糸として理性によって俗情を克服し、徳と善との中に安心の境を求むべきことを力説し、全篇にプラトン的ストア的香気が漂う。西欧中世において思想的・文学的に広汎な影響を及ぼした。