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宇野功芳氏絶賛の大晦日公演が復活。 アーベントロート大暴れ、なりふり構わぬ『第九』! 大時代的な歌いっぷりがたまらない強烈演奏です。 白熱の爆演を繰り出す名指揮者アーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評ある「TAHRA」盤を基に新リマスタリングを施し、日本語解説も付いた1枚です。 当演奏は宇野功芳氏が絶賛した大名演。ライナーノートは氏の解説付きです。『第九』を偏愛し数種の録音を残しているアーベントロートですが、氏はこの1950年大晦日公演をベスト・ワンとし、フルトヴェングラーが「ドラマティック」なら、アーベントロートは「大暴れ」であり「なりふり構わぬ『第九』」であると評しています。思い切りの良さ、流動するテンポ、時に荒々しいまでの凄味、そして激遅の第3楽章! あふれ出る歌の洪水はワルターもかくや。第4楽章では大時代的なスタイルが爆発、コーラスも戦前ドイツの唱法がまだ残っている稀な例であると氏は語ります。強烈なベートーヴェンをご堪能あれ!(販売元情報) 【収録情報】 ● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』 ティッラ・ブリーム(ソプラノ) ディアナ・オイストラーティ(アルト) ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール) カール・パウル(バス) ベルリン国立歌劇場合唱団 ベルリン放送交響楽団 ヘルマン・アーベントロート(指揮) 録音時期:1950年12月31日 録音場所:ベルリン、放送局ホール1 録音方式:モノラル(ライヴ) 国内プレス 日本語帯・解説付 【ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について】 「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレ...+ 続きを見る 内容詳細 往年の名指揮者アーベントロート(1883~1956)が手兵を率いて、やりたい放題の“第九”。わき上がるエネルギーにそのまま火をつけたような“大暴れ”の演奏は、今なら絶対にアルバムにならないだろう。惜しくも亡くなった宇野功芳氏絶賛のわけは、ライナーノーツでたっぷりとお読みいただきたい。(堀)(CDジャーナル データベースより) ★★★★★ モノラルですが、音質は当時のものとしては最良の部類に入ります。私にとって音楽鑑賞をするにはこのレベルの音質が必要です。演奏は素晴らしくモノラルであることが気になりません。第一楽章がすぐれているというレビューが多いですが、私は第三楽章が大好きです。ゆったりとしてテンポで内容が極めて濃く、やりたいことはすべてやり切った表情が何ともいえません。さらにやりたい放題の最終楽章に続きます。 LFA さん | 千葉県 | 不明 共感する 0 ★★★★★ いやはや迫力満点の第9です。 ただ、同じ年の年末ではなく1月20日の第9が10枚組のBOXで発売されました。 そちらも強烈な迫力と推進力です。 特に第1楽章は凄まじいです。 このCDで良かったと思われる人は是非そちらの演奏もお聴きください。 ちなみに大戦末期の第6番「田園」の嵐も聴きごたえあります。 現代の洗練されたベートーヴェンも良いですが、たまに聴くアーベントロートは魂を揺さぶられます。何でなんでしょうか... jin さん | 長野県 | 不明 共感する 0 ★★★★★ 少しネガティブなレビューばかりなので、この演奏に巡り会えない人が出てくることを心配して投稿しました。ぼくは第九は第1楽章さえあればいいと思っている口ですが、これほど凄まじい、気合の入った演奏はほかに絶対に無いと信じています。これを聴いてしまったら、すべての演奏が生ぬるく、物足りなくなるでしょう。それにしても、これほどの情熱と気迫を音にすることができたとは!…ほとんど奇跡に近いと思う。このCDに出会ってほんとうに良かっ...+ 続きを見る あんこう川の主 さん | 大分県 | 不明 |