商品について |
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こちらは 三国箪笥 車箪笥 です。 中古品となります。 【船箪笥/三国箪笥】 『船箪笥』と呼ばれる箪笥とは、 かつて江戸時代から明治時代にかけて日本の物流を担ってた海運『北前船』にて主に使われていた箪笥で、 現代で言うならば金庫のような用途で使われており、船乗りや商人の貴重品を保管するために使われていました。 その中でも三国箪笥は船箪笥のひとつ。越前の三国で作られた物を指します。 前オーナー様によると、当時物…恐らく明治のころに作られた物との事です。 証明できる史料等は残ってはいませんでしたが、全体的に古さを感じさせる趣はたしかに当時物と思われる雰囲気を醸し出しています。 【コンディション】 各部の拡大やコンディションとしましては、以下の画像も併せてご覧ください。 ![]() 【持ち手】 ![]() ![]() 【各所拡大】 ![]() 【各所の虫食い跡】 コンディションとしましては、 恐らくは、明治期の物で時代相応の状態となりますので、実用される際は多少のお手入れは必要となります。 金具のクギ・ネジにつきましても何本か抜けている箇所があります。 ただ古いながらも、本体の構造を支える枠については強度を未だ保っていると思われます。 【鍵について】 ![]() 【カンヌキ側の鍵の内部機構/引き出しの鍵機構/カンヌキから鍵金具を取り外した状態】 本来は正面中央にカンヌキをつけ施錠できる構造となっております。 下の引き出しの鍵については施錠・開錠を確認しておりますが、 カンヌキ側の鍵につきましては、当初鍵をかけることが出来ませんので、弊社にてクギを外し内部の機構を確認しました。 鍵の施錠・開錠のメカニズムとしましては、 内部の3枚開くように重なった金属板を鍵の2本の爪で閉じる事により、金属板が上下に可動するようになります。 金属板は、鍵穴近くのポッチを上下に動かすことが出来ます。 鍵を回しながら、ポッチを上下に動かすことで施錠・開錠となります。 しかし、カンヌキ側について内部を確認しましたところ、 内部にて表面ポッチとの接合部にグラつきがあるため、金属板の上下がうまく可動せず、 施錠・開錠が動きにくくなっております。 カンヌキが施錠できないため、こちらは箪笥本体からは取り外した状態で発送となります。 また、弊社にて外した鍵につきましても、特に付け直さず発送いたします。 お好みで修理してお使い頂ければと思います。 アンティーククラスの貴重な箪笥となります。 どうぞこの機会にいかがでしょうか。皆様のご入札をお待ちしております。 再良市場の他のお品物はこちらから!
■品名 三国箪笥 ■製造時期 明治時代と思われる。 ■材質 桐・欅材を主として使用していると思われる。 ■外形サイズ 約 幅/950mm × 奥行/585mm × 高さ/1000mm ■付属品 鍵2本、カンヌキ1本 ■鍵について カンヌキ側施錠・開錠に難あり、鍵部分を分解した状態にて発送となります。 ■備考 分解不可、重量も比較的ありますので 搬入の際、階段を上げる作業はできません。
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