| ★商品説明★ | 石月正広著 「渡世人」 講談社文庫 2003年 8月 文庫初版 定価 619円+税 364頁 |
| ★著者略歴★ | 1960年。東京生まれ。歌手、画家、馬券師などを経て、1995年「写楽・二百年の振り子」で作家デビュー。独自の歴史観に基づき、エンターテイメントに徹した時代小説が注目を浴びる。 |
| ★作品内容★ | 国定忠治の四天王と呼ばれた”板割の朝太郎”の一生を描く。 上州・例幣使街道のそばの村で生まれた朝太郎は、16歳で家を飛び出し浪人・阪内について江戸に出る。強くなりたいから彼から槍の手ほどきを受ける。いろいろあって、故郷に戻った浅次郎は”日光の円蔵”の紹介で、国定忠治(当時22歳)の子分になる。17歳のときだ。槍の腕があるのでめきめきと頭角を現す。ここで一言、利根川上流は、田んぼには適していなかったが、江戸後期になると養蚕が発展し、その流通と機織りで貨幣経済が潤い、勢い男たちは博打や女たちに金を使っていた。さらに関東は領地が細かく入り組み、その支配権が錯綜するので司直の手が入りにくく、無宿人が増え当然それを支配する博徒の親分も多かった。その中の一人が国定忠治であり、やくざである一方、地元の名主や豪農ともちつもたれつの関係であった。 そんな中で、殺しや押し込みもあったが、それなりに地元の村との結びつきも多かったのだが、関所やぶりや八週回りの手先を殺したことで、赤城山麓のねぐらに本拠を定めることになった。そして、内通を疑われた朝太郎は、潔白の証明のために叔父の勘助や貫太郎を殺す羽目に。これが後に芝居になって”赤城の子守歌”などとして有名になる。ともかく忠治の全盛期もここまでで、ほとんどの子分が捕らえられ、自身も中風のところを捕らえられ、磔になる。 ここから、朝太郎の史実は二つに分かれる。一つは八州周りにとらえられ牢死したという物だ。もう一つは明治後期まで生きて、76歳で寺守として死んだという物だ。著者はこの後の説をとる。山の中で暮らし、愛した女とも死に別れ、明治維新、尾張藩の隊士として働くが、ついにはすべてに疲れ果ててゆくという物だった。どちらが真実かはわからないが、朝太郎の一生としては後者を採りたい。 |
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| クリックポスト(JP) | 厚さ3センチ。厚さを超えなければ割安。 | A4サイズまで、一律185円。同サイズ文庫4冊まで同梱可。 | 補償無し。 |
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| ゆうパックなど宅配便 | 従量制、配達地によって料金が変わる。 | 大体870円~と見ていい。 | まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。 |