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テレビ屋独白 関口宏
黙っていられない。愛すればこそ、テレビ界への直言!
初めてのテレビ出演から半世紀。業界の裏表に知悉した著者は真剣にテレビの未来を憂いている。このままではテレビは死ぬ。大物芸能人
父は佐野周二、妻は西田佐知子。俳優かつ司会者、タレント、キャスターとしてテレビ界に働き続けた期間は半世紀にわたる。『クイズ100人に聞きました』『東京フレンドパーク』で大当たりし、高視聴率を維持する『サンデーモーニング』は今年25周年を迎える。テレビ界を見回しても関口氏ほど、業界の裏表を知悉している人物は見当たらない。その関口氏が真剣に「テレビの危機」を憂えている。「テレビは本来ナマであるべき」という。しかしVTRの出現ですべての内容は編集前提となり、段取り主義が横行。黄金期の「テレビ屋気質」は変質し、テレビ局は秀才が集まるふつうの会社になってしまった。もちろん視聴率というくびきもある。こうしたことが重なってテレビの現場は活力を失ってしまった。このままでいいのか。テレビとは何か、テレビ番組はどうあるべきか。制作の裏話を披露しつつ、現役のテレビ屋としてはぎりぎりのホンネで語ったテレビ業界「失敗の本質」。(本人が描いたイラストも掲載)
内容説明
かつて「生放送」でドラマをやっていた時代を知っていますか?半世紀にわたって過ごした「テレビの世界」をホンネでつづる。
目次
序
誕生
黄金時代
VTR
テレビの本質
視聴率
矛盾
願
〆
あとがき
登場する方々
ドリフターズ 竹村健一 ヒトラー
ゲッペルス ニュースステーション
スター千一夜 大橋巨泉 前田武彦 青島幸男 高峰三枝子 小川宏
木島則夫 森光子 石原慎太郎 力道山 皇太子
田中角栄 周恩来 吉田茂 ツボルキン博士
ほか多数
レビューより
テレビ司会者の関口宏さんに『テレビ屋独白』という著書がある▼自身も含む「テレビ屋」の敵は視聴率や裏番組ではなく自身に巣くう「恐怖心」だという。人が恐れるのは人の目。多数の視聴者の目を意識するゆえ恐怖心は生まれる。「これじゃ視聴者が逃げてしまうのではないか」とあざとい策に走り空回りすることも。おびえては一人前になれぬが、恐怖心はなくならないという。
あの関口宏さんが、テレビ業界歴50年の経験をつづった本です!テレビ創成期のおもしろエピソードや、最近のテレビへの嘆きなどが書かれています。