東直己★探偵ホウカン事件日誌★ 光文社文庫 EasyPaymentIcon

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★商品説明★ 東直己著 「探偵ホウカン事件日誌」 光文社文庫

      2014年 12月 文庫再版
      定価    640円+税  359頁
★著者略歴★  1956年、札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。1992年ススキノを舞台にした「探偵はバーにいる」で作家デビュー。以降このシリーズで注目を浴びる。2001年「残光」で第54回日本推理作家協会賞を受賞。
★作品内容★  法間謙一は「法間探偵社」の社長、とは言っても社長一人の会社で、仕事にいつもあぶれている。口からあふれ出る”ヨイショ”でどうにか乗り切っているが、誰もが法間(ノリマ)ではなく音読みでホウカンと呼ぶ。ホウカン=幇間=太鼓持ち、とにかく相手をおだて揚げてしまうのが習性となってしまっているのだ。でも決して探偵としての資質が劣っているわけではない。難問を解決してゆく連作短編集。
 「ほちわ」本好きはなかなか本を捨てられない。「マラソンの夜」法間のヨイショにのせられてついしゃべってしまった真実。「美しい目」ヨイショでない一言で解決した事件。「二十個のケーキ」第1話で出てきた杉原教授のホームパーティで起こった密室からのケーキ消失事件。「捨てられなかった」悪徳投資会社で起こった人質立てこもり事件。解決したのは犯人が履いていた靴をほめることだった。「時カクテル」本格的なバーでの一コマ。終わりは美しい。「アロハ」元広告業界の重役が、責任を取らされて辞めさせられたが、その後も裏の人脈を利用してペット業界で金を設けているらしい。そこに潜入した法間。
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