中身は大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年劣化はございます。画像にもありますように、帯に小さな破れがございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。

こんな芸人がおりました。あんな笑いもありました。
長年見てきたお笑いの世界を、愛情と鋭い眼力で分析し、自分史と重ね合わせて語る上方芸能史。
解説＝立川談志

目次
第一章　少年時代
第二章　漫画トリオ誕生
第三章　漫画トリオ離陸
第四章　ネタの裏話
第五章　楽屋の人間模様
第六章　いざ東京へ
第七章　新たなる旅立ち
第八章　浪花の昇り龍
解説　立川談志

レビューより
兎も角、一昔前の関西の芸能の様子が、しかも楽屋まで立ち入って詳細に描かれています。ある意味でよき資料となるでしょう。特にラッパ・日佐丸に関しての記述は、誠に読ませます。あの時代にこのコンビを見た観客にとっては、あの見事な漫才の舞台と何故解散したのかがわかり、成程、と感心させられる記述でした。
　その他、藤山寛美さん、横山ノックさんの気性がよくわかり、漫画トリオが何故にあんなに受けたのかも納得出来ました。著者の後の世代のお笑いコンビ、紳助・竜介からコント５５号、ツービート、ダウンタウンまで言及しているのも嬉しく納得出来る記述でした。ボケと突っこみに関しての言及も秀逸です。ただ、著者があれもこれも伝えたい、と少々焦り過ぎなのか、言葉が踊っていると感じられたのは自分だけでしょうか？なんにしても、一級の芸能資料であることは確かで、筑摩書房が出版しただけのことはあります。

懐かしいなぁ――。林家小染、秋山右近・夏川左近、秋山たか志、安達治彦、姿三平・浅草四郎、スリーファンキーズ・・・。

そういえば、メンバーの一人の手塚しげおが、肺ガンで亡くなったとの新聞の死亡記事がずいぶん前にあった。彼はテレビ此為涉及輸出入規定之商品，無法使用經濟海運，購買前請先向客服人員確認。映画「矢車剣之助」「忍者部隊月光」に出ていた。知らなかったが、高槻在住だった。タイヘイトリオ、玉松キャップ・中田チャック、ミスハワイ・暁伸、ミスワカサ・島ひろし、宮尾たかし、横山アウト、横山プリン、ルーキー新一……。懐かしいなぁ――。