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長年シャックで使用してきたHPの有名なスペアナです。
終活によるQRTで不要になりましたのでどなたかスペアナの
価値をご存じな局長さんに引き継いでもらいたくて出品します。
古いアマチュア無線機を運用する際に新スプリアス規定を
クリアしているかどうかをチェックする目的で使用していました。
送信信号が帯域内に収まっていて帯域外のスプリアス成分が
規定値以下である事を確認できる唯一の測定器となります。
また高調波レベルが(基本波の周波数や電力で様々ですが)
-40dbから-80dbに抑圧されているかをチェックできます。
昭和の時代の古いリグでも送信部全体の適切なレベル管理と
浅い変調レベルそして終段以降にLPFを正しく挿入すれば
現代の新スプリアス規定を難なくクリアできます。
送信出力のスプリアス特性を測定する際に最も重要な
注意点ですがスペアナの最大許容入力値は高々1W程度です。
送信出力を直接測定することはできません。出力は十分に
減衰させて1mW程度に減衰することが求められます。
具体的には送信機の送信出力をダミーロードなどで受けて
さらに減衰器や結合器などを利用して測定信号を1mW
程度まで絞って測定を行って下さい。さもないとスペアナの
初段が簡単に吹っ飛びますのでご注意を。特にスペアナを
始めて利用する方は「特に特に」ご注意下さい。
また重量が約20kgと大変重いです。華奢な棚などに安易に
置いてしまうと棚板が簡単にひん曲がりますのでご注意ください。
私のシャックでも棚がひん曲がってしまい棚板を丈夫な
金属製に交換しました。とにかくヘビーな測定器です。
古い測定器ですが現用品ですので動作に特に問題は
ありません。またマニュアルですが英語版しかありません。
https://xdevs.com/doc/HP_Agilent_Keysight/HP%208560A,%208561B%20Operating%20&%20Programming.pdf
からダウンロードしてご覧ください。まずはこのPDFを
ご覧になってご自身で手に負えないと思われた方は
入札をお控えください。
30年以上前の古い機種ですので落札後の返品や
クレームには一切対応できませんのでその点を十分に
納得したうえで入札をお願いします。
自分が送信する信号が誰にも後ろ指を差されないように
自信をと根拠を持って安心して運用したい局長さんの
ご入札をお待ちしています。