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【北方謙三】荒野に立てば 十字路が見える★読者に対し、迷いを振り切り前へ進む勇気を与える「人生の羅針盤」的エッセイ
タイトル:荒野に立てば 十字路が見える
著者:北方謙三
出版社:新潮社
発行日:2017年6月20日第1刷
サイズ・製本:B6判変型 ソフトカバー
ページ数: 256ページ
小説家・北方謙三が人生の滋味を語るエッセイ集である。
長きにわたる大長編小説を書き終えた作家の日常や心境を綴った作品。次の物語を始めることへの不安、そして迷う自分との決別といった内面的な葛藤が主題の一つとなっている。
酒場での豪快なエピソード、映画への熱い思い、釣りや旅といった趣味の話、そして人生や生き方に対する熱い哲学が、豪快かつ軽妙な筆致で展開。「ほんとうに生きるとは、前に進むことだ」という言葉に象徴されるように、読者に対し、迷いを振り切り前へ進む勇気を与える「人生の羅針盤」たる内容である。
本書は、週刊新潮の連載「十字路が見える」をまとめたもので、エッセイの醍醐味を味わい尽くす一冊。